« LIGHT BRINGER/genesis | トップページ | CIRCUS MAXIMUS/The 1st Chapter »

2012年5月 7日 (月)

THE MAGNIFICENT/THE MAGNIFICENT

超キャッチーなメロディを配した、プログレメタル、CIRCUS MAXIMUSの

新作が制作中!の旨を年末に記事にしましたが(→リンク)、

ついにリリースが決定!やった!ほぼ5年振りですよ・・・長かった・・・。

新作タイトルは「Nine」。欧米では6月に発売されるようです。

ニュースの詳細と、サンプル音源がこちらで確認できます(→リンク

・・・日本の発売はいつ?

前作も欧米からかなり遅れてのリリースだったからなぁ・・・。

まぁ気長に待つか・・・待てるかな・・・(^^;

それまではコレを聴いてガマン。Voのマイケル・エリクセンが参加した

メロディックロック・プロジェクト「THE MAGMIFICENT」です。

The_magnificent

ノルウェーのプログレメタルCIRCUS MAXIMUSのVoマイケル・エリクセンと、
フィンランドのメロディアス・ハードLEVERAGEのGトースティ・スプーフによる
プロジェクトが、'11年11月に発表した、メロディックロック・アルバム。

80年代のメロディックロックへのオマージュを
コンセプトに制作した作品、とはエリクセンの弁。

「北欧」「透明感」「哀愁」「美旋律」という言葉に反応してしまう
メロディックロックファンならば是非とも聴く事をオススメします。

北欧メタルというと、ある種のドン臭いB級感が
逆に魅力だったりする部分もありますが、
残念ながら!?そういう部分は期待出来ません。
一流です。サウンドプロダクション、アレンジメント、歌唱、
プレイアビリティ、メロディ、
全てにおいて「理想郷」と呼ぶべき完成度を誇っています。

音楽性は「Tell No Tales」の頃の、
エッジ感とメロディアスさを両立させたTNTに、
「Intuition」期の洗練を加え、
MASQUERADEの持つ穏やかな空気感を付与したもの、
と形容出来るもので、
ギター&keyオーケストレーションによって構築された
ゴージャスでキラキラ煌めくサウンドが特徴的です。
その内容の充実振りに、「メロディの宝石箱」と称したくなる傑作です。

THE MAGNIFICENTの両メンバーの拮抗した存在感が
作品に熱いエキサイトメントをもたらしています。

まずはマイケル・エリクセン。
CIRCUS MAXIMUSでの活躍はもちろん、
KAMELOTでのロイカーンの代役への抜擢にも見られる、
広く高評価を集めるのも納得の、見事なまでの歌唱力に圧倒されます。
どこまでも伸びていく、情感溢れるクリアなハイトーンボイスには
清々しい気持ちで心が満たされていきます。

そしてトースティ・スプーフ。 単なる凡庸な爽やかメロハーに終わらせない
テクニカルでアグレッシブなザクザクのリフと流麗なリード、
そして朗々と歌い上げるメロディックなギタープレイは、
昔の名前で出ている年寄り達による、
懐古趣味的な音楽では得られない、
現代的な「今を生きるバンド」としての強い主張を感じます。

正式メンバーではありませんが、リズム隊が、
さりげなく凝ったプレイを、さらっとこなしてたりします。
プログレッシブとまではいいませんが、
ポップなメロディとさりげなく凝ったアンサンブル、
華麗なギターワークからは、
アグレッシブなASIAという形容もしたくなります。

今作の作曲スタッフを見ると、

トースティ・スプーフのLEVERAGEのメンバーや、
マイケル・エリクセンのCIRCUS MAXIMUSの盟友G.、マッツ・ハウゲン、
さらにはフィンランドのちょっとプログレッシヴなJOURNEYタイプバンド、
URBAN TALEのキンモ・ブロムの名前も!!!納得の楽曲群です。

なかでもハウゲンとエリクセンの二人が生み出した
#3 Memories が特に素晴らしい。
CIRCUS MAXIMUSのArrival Of Love が好きな方なら「絶対」の、
疾走感と爽快感溢れる、美旋律Tuneで、
初夏の海辺や、新緑の高原でのドライブで聴いたら
ハマり過ぎで、悶絶必至です。

また、弾むようなリズムに、うっとりしてしまう程に
完成度の高いキャッチーさを湛える#6 Love's On The Line の
ポジティブで煌めく空気感には、
時にメゲてしまう事もある日常を、優しく癒やしてくれる力が感じられます。

#8 Smoke And Fire の穏やかな優しいメロディにも心癒されます。
Keyのキラキラ感も心地いいです。
こんなに穏やかな曲で弾き過ぎだろ!
という突っ込みを入れたくなる(けど入れない)G.ソロも最高です。
JOURNEYが好きな方なら、この曲は特にオススメです。

哀愁と疾走感が満載の#2 Cheated By Love、#11 Lost
も堪らないものがあります。
これぞ古き良き北欧メタル!という魅力で満たされています。
それでいて先述した、現代的な魅力を付与してみせる
トースティのGワークが懐古趣味を回避させてくれています。

バラードがまた素晴らしいのです。
WHITESNAKEの「Is This Love」に91SUITEっぽさが付与されたような
#4 Angel、メロウでロマンチック、程よくエッジも利かせた王道バラード
#10 If It Takes All Night、#12 Harvest Moon
にはうっとりしてしまいます。

月並みな表現ですが、捨て曲が一切ありません。
それはボートラとて例外ではありません。
#13 Drive は本編#4 Memories に匹敵する名曲です。
この疾走感、希望が沸いてくるメロディ、爽快感・・・最高です。
これこそが本当の「ボーナス」トラックです!
私はレコード会社の回し者ではありませんが(^^;
このボートラが収録された国内盤を購入される事を
強くオススメ致します。
この曲を聴かずにTHE MAGNFICNETのアルバムを終えるのはもったいない!

あ、#1 Holding On To Your Love は若干ですが
コーラスメロディが弱いかな・・・オープニング曲としては。
といっても全体のなかでの比較の話で、断じて捨て曲ではありません!

ついに5年の長い月日を経て、再始動するCIRCUS MAXIMUS。
このバンドをこそ、プライオリティNO.1で活動して、
ファンの溜まりに溜まった今までのウサを晴らして欲しいですし、
来日もして欲しいです。

しかし、です。THE MAGNIFICENTの、
この見事な音楽を耳にしてしまった今となっては、
メロハーにありがちな、
欧州と日本のマニア向けに適度なセールスを得て満足
→アルバム1枚で、終了。
というパターンではなく、今後も末永く継続させて欲しい!
という思いが強く湧いてきます。
ここまでの高品質で現代的な、エキサイトメントをもたらしてくれる
メロディックロックには、なかなか出逢えません。
2人のメインバンドの活動が落ち着いた3~4年後くらいの
2枚目のリリースを強く希望します。
アルバム1枚で終わるのはもったいない!

そして、メロディックロック好きで、
この作品を聴かずに終わるのも、実にもったいない!

関連記事:
CIRCUS MAXIMUS/Nine
CIRCUS MAXIMUS/Isolate
CIRCUS MAXIMUS/The 1st Chapter
CIRCUS MAXIMUS、その周辺。

|

« LIGHT BRINGER/genesis | トップページ | CIRCUS MAXIMUS/The 1st Chapter »

「MELODIC ROCK」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/2332/45112041

この記事へのトラックバック一覧です: THE MAGNIFICENT/THE MAGNIFICENT:

« LIGHT BRINGER/genesis | トップページ | CIRCUS MAXIMUS/The 1st Chapter »