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2011年1月11日 (火)

LIGHT BRINGER/Midnight Circus

1が5つ連なる本日、

「最近気になるバンド」の記事でちょこっとご紹介しました、

日本の「LIGHT BRINGER」の2ndアルバムのレヴューを

してみたいと思います。

Lightbringer_mid_2

2005年、B.のHibikiが「プログレハード系の音楽に親しみやすい女性ヴォーカルを
融合した音楽がやりたい」と考えて楽器店にメンバー募集告知を出し、
それを見た当時高校1年生だった、Vo.のFukiが連絡した所から始まったバンドが
発展して現在に至るという、平均年齢20代前半の日本の若きバンド、
LIGHT BRINGERの'10年の2ndアルバム。

女性Vo.、G×2、B、Key、Drからなる6人編成の布陣です。

「ガンダム○×」系統や深夜に放送されるSFアニメの主題歌や、
主題歌付きのロールプレイングゲームのテーマミュージックのような、
心を鼓舞するような、超キャッチーなクサいメロディを主軸に据え、
そこにSONATA ARCTICAやSTRATOVARIUS等のメロディックスピードメタルの
アレンジを大量に導入した疾走感たっぷりのHeavy Metalを中心に、
時にDREAM THEATER的な変態ユニゾンをキメ、
時にJ-POP的なメロディも聴かせる、非常にユニークな音楽性です。

何といってもVo.のFukiのVo.が非常に魅力的です。
アニメソングシンガーのように朗々と、伸びやかにメロディを紡ぐハイトーン、
そして時に、陰陽座の黒猫ばりの、ドスの利いた妖艶な中低域も聴かせるあたり、
若干21歳ながら非常に高いポテンシャルを感じさせてくれます。

なかでも7分半の大曲 #7 Dream! は彼らの魅力が詰まった、
アルバムのハイライトといえるもので、
気恥ずかしくなるほどにすがすがしく、希望が沸いてくるようなメロディのバックを
様式美あふれる疾走バッキング&高速ユニゾンで彩り、
さらには曲の後半にはG.のKazuの男性Vo.も登場、
シメにはパッヘルベルのカノンも奏でられ大団円を迎える、
大好きなこと全部詰め込みました的な、爽快な1曲です。

リチャード・クレイダーマンか!?といいたくなるほどに清々しいピアノを
フィーチュアした疾走Tune #9 Hearn's Heaven は、しばらく、
私の1日の始まりのテーマミュージックとして、通勤時に毎朝愛聴していました。
心が洗われるような朗々としたアニソンメロディが炸裂しまくりで、
一日の活力を与えてくれます(^^;
また、2ndヴァースを全編タッピングでキメるB.も聴きどころです。

アニソンだけでなく、彼らの音楽からはJ-POP、それも90年代の
WANDS、ZARD、MANISH等のB-ing系の、明石昌夫、葉山たけしのアレンジに
通じるものが感じられます。それが顕著なのが#4 #7です。

また、#4 奇跡 のメロディからは、渡辺美里に曲提供をしていたころの
初期TM Networkの小室哲也に通じるものも感じ、
なんだか懐かしい気分にさせられつつも、
間奏では三連符ユニゾンを入れてくるあたり、
一筋縄ではいかないセンスが感じられ、好感が持てます。

#7  今にも落ちてきそうな空の下で では中島美嘉 meets Hard Rock 
と称したくなる、メランコリックな歌謡メロディとHard Rock/Hard POP、
B-ingアレンジが渾然一体となって、
冬の鉛色の空の下のようなイメージを立体的に広げてくれます。

Fuki

彼らの音楽のユニークな面として、
いわゆる洋楽のHeavyMetalに
日本語を後から載せたジャパメタ、というよりは
ジャパニメーション・ミュージックを主軸に、
HeavyMetalをアレンジとして導入した、
という印象を受ける点があります。
主従が普通のジャパメタと逆と感じました。

 

そしてこのビジュアルです。どうみてもJ-POPです。
この意外性、ギャップから受けるインパクトも
彼らの存在をよりユニークにしていると感じます。

このビジュアルとジャケのイメージを覆す
#1 開幕 - #2 Resistance の爆走振りと
アグレッションのもたらすギャップも天晴れです。

世界で評価を受けているジャパニメーション、
その世界観をメタルで解釈している音楽として、
キッカケさえあればかなりユニークな存在となる可能性もあると思います。

こんな面白いバンドが日本にいたのが、頼もしいです。
しかもまだこんなに若いのに、このポテンシャル。今後が楽しみです…!!!

関連記事:
最近気になるバンド1
LIGHT BRINGER/genesis

追記:バンドの歴史については雑誌記事をもとに記述しているのですが、
    Fukiの年齢については、twitterのつぶやきからすると、
    私の記述には誤りがあるようです。本当の年齢は…まぁ、いいですよね(^^;

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